天涯孤独となったはずなのに幸せに溢れています
「茉莉花ちゃん。ひとりでよく頑張ってきたね」
うわぁーん……
喉の奥から込み上げるような鳴き声が部屋中に響き渡る。
「茉莉花ちゃんに会えて良かった。もしこのまま君が産まれたことを知らないままの人生だったらと思うと頭がおかしくなりそうだ。産まれてきてくれてありがとう」
何度も頭を撫でる大きな手は経験のないもので女性のものとは違う安心感を覚えた。
私が落ち着くまでずっと頭を撫でる手は止まらなかった。
うわぁーん……
喉の奥から込み上げるような鳴き声が部屋中に響き渡る。
「茉莉花ちゃんに会えて良かった。もしこのまま君が産まれたことを知らないままの人生だったらと思うと頭がおかしくなりそうだ。産まれてきてくれてありがとう」
何度も頭を撫でる大きな手は経験のないもので女性のものとは違う安心感を覚えた。
私が落ち着くまでずっと頭を撫でる手は止まらなかった。