天涯孤独となったはずなのに幸せに溢れています
啓介さんは私の手を取るとアクセサリーケースを手のひらに乗せてきた。
私が開けてみると中にはブレスレットが入っていた。
イエローゴールドに綺麗な石がついていた。
宝石に詳しくない私にはそれが何かわからない。
「これはオパールって言うんだ。オパールは希望の石と言われてて心に喜びを与えてくれ、明るく強いパワーがあるんだって聞いて茉莉花にプレゼントしたくなったんだ」
そう言うとケースの中に入ったブレスレットを取り出し、私の手首に付けてくれた。
チェーンは主張しすぎない細いものだがいくつも付いているオパールに目を惹かれる。
「素敵。こんな素敵なプレゼントは人生で初めてです」
「良かった。それじゃ、これは俺が初めてだね」
さっきから佐倉さんに先を越されてばかりだったのを根に持っていたのだろうか。
「はい。アクセサリーをもらったのも……お付き合いするのも初めてです」
小さな声になってしまったが啓介さんには聞こえた様。
またぎゅっと抱きしめられた。
「良かった。初めてで最後になるけどな」
「ん?」
聞き返すが答えてはくれなかった。
その代わりまたオパールの話を聞かせてくれた。
「オパールはさ、さっき言ったみたいな言い伝えがあるけど別名もあるんだ。愛する人との出会いを呼び寄せてくれるって言われてるみたいで「キューピッドストーン」と呼ばれるんだ。縁を結ぶパワーストーンだから俺の願掛けの意味もあって選んだんだ」
「願掛け?」
「あぁ。茉莉花と付き合えるように。でももし付き合えなくても幸せでいて欲しい、そう思ってさ」
「ありがとうございます」
オパールの意味を聞きとても素敵なプレゼントだと思った。こんなプレゼントができる啓介さんは凄い。
私が開けてみると中にはブレスレットが入っていた。
イエローゴールドに綺麗な石がついていた。
宝石に詳しくない私にはそれが何かわからない。
「これはオパールって言うんだ。オパールは希望の石と言われてて心に喜びを与えてくれ、明るく強いパワーがあるんだって聞いて茉莉花にプレゼントしたくなったんだ」
そう言うとケースの中に入ったブレスレットを取り出し、私の手首に付けてくれた。
チェーンは主張しすぎない細いものだがいくつも付いているオパールに目を惹かれる。
「素敵。こんな素敵なプレゼントは人生で初めてです」
「良かった。それじゃ、これは俺が初めてだね」
さっきから佐倉さんに先を越されてばかりだったのを根に持っていたのだろうか。
「はい。アクセサリーをもらったのも……お付き合いするのも初めてです」
小さな声になってしまったが啓介さんには聞こえた様。
またぎゅっと抱きしめられた。
「良かった。初めてで最後になるけどな」
「ん?」
聞き返すが答えてはくれなかった。
その代わりまたオパールの話を聞かせてくれた。
「オパールはさ、さっき言ったみたいな言い伝えがあるけど別名もあるんだ。愛する人との出会いを呼び寄せてくれるって言われてるみたいで「キューピッドストーン」と呼ばれるんだ。縁を結ぶパワーストーンだから俺の願掛けの意味もあって選んだんだ」
「願掛け?」
「あぁ。茉莉花と付き合えるように。でももし付き合えなくても幸せでいて欲しい、そう思ってさ」
「ありがとうございます」
オパールの意味を聞きとても素敵なプレゼントだと思った。こんなプレゼントができる啓介さんは凄い。