Death Contract‐死神の契約‐
「そういえば、レオ」
春稀は立ち止まり、後ろに居たレオに話しかけた。
「あ?」
「いつになったら、俺の望みを叶えてくれる」
「……さあな」
レオは少し間を空けてから言った。
「俺は気まぐれだからな」
「自分で言うか」
「今は気が乗らねぇ。そんなに家族が好きかよ」
「いや、早くなくて良い」
「家族愛、零かよ」
「由佳が元気になるまでだ。それまでは側に居たい」
「どんだけ宮葉が好きなんだよ」
「お前が一生かかっても理解出来ないくらい」
「理解したくもないがな」
レオは春稀を追い越し、歩き出した。
春稀は立ち止まり、後ろに居たレオに話しかけた。
「あ?」
「いつになったら、俺の望みを叶えてくれる」
「……さあな」
レオは少し間を空けてから言った。
「俺は気まぐれだからな」
「自分で言うか」
「今は気が乗らねぇ。そんなに家族が好きかよ」
「いや、早くなくて良い」
「家族愛、零かよ」
「由佳が元気になるまでだ。それまでは側に居たい」
「どんだけ宮葉が好きなんだよ」
「お前が一生かかっても理解出来ないくらい」
「理解したくもないがな」
レオは春稀を追い越し、歩き出した。