Death Contract‐死神の契約‐
「マウス、よせ…」


シリアはマウスを引きとめた。


「あたしがやられたんだ。あたしがけりをつける」


シリアはそう言って立ち上がると、男に近寄った。
が、すぐに立ち止まった。


「シリア…?」


ロビンは不思議に思い、シリアの目線の先を見た。


「っ!?」


男の左手に光るもの。


「な、ナイフ…!」
< 131 / 183 >

この作品をシェア

pagetop