Death Contract‐死神の契約‐
「マウスはあたしをかばって、仕方なく能力を使ったんだ!あたしをかばわなかったら、マウスは能力を使わずに済んだ!」

「何が言いたいの」

「原因はあたしにある。行くんだったら、あたしを連れて行けよ」

「実際に被害を加えた者が捕まるのよ」

「何で!」

「そういう決まりなの。あなた達は、死神界に帰って反省文でも書いておきなさい。『勝手に人間界に行ってすみませんでした』ってね」

「ふざけるな!」

「ふざけてなんかないわよ。もうすぐしたら、私の部下が来るわ。あなた達は、それと一緒に死神界に帰ってきて頂戴」


キオナはそう言い残し、シリアに話す隙を与えないまま、マウスと共に消えた。
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