Death Contract‐死神の契約‐
春稀の足は、レオの背中を蹴る事なく、床についた。


「っ?!」

「さて、問題です」


レオは春稀の後ろに居た。
春稀は急いで振り返った。


「人と神。どちらが上でしょうか」

「………」

「答えは神だ。ガキでも分かる」


レオはニヤリと笑った。


「これだけは教えといてやるよ」


レオが春稀の襟元を掴んで引き寄せた。


「…っ!」

「お前は俺に逆らえない」
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