Death Contract‐死神の契約‐
No.8 ジャック
―ピーンポーン…

深夜11時ちょうどに、春稀の家のチャイムが鳴った。


「誰だよ、こんな時間に…」


学校の提出物の問題集をやっていた春稀はイライラしながら玄関へと向かった。
レオはすでに寝ていた。


「…どなたですか」

《あ、宅急便ですー。印鑑をお願いしますー》


ドア越しに聞こえた声に、不信感を覚えた。


「こんな時間に宅急便…?」


春稀は用心して、ドアチェーンをつけっぱなしにして、ドアを開けた。
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