Death Contract‐死神の契約‐
「そう言い切れるのはどうして?」

「どうして?そんな事も分からないのか。決まっているだろう。お前と春稀の性格の違いだ。お前と春稀じゃ違いすぎる」

「…くだらない。悪いけど、僕は性格何て物は、気にしないタイプなんだ」

「いずれは気にしなければならなくなるがな」

「その時には気にしてるさ」

「お前には無理な話だな」

「どうだか。とりあえず、春稀君は貰うよ」

「ああ、好きにしろ。その代わり」

「その代わり?」

「ガゼットにはちゃんと報告させてもらう」

「へえ…。脅しかい?キミにしては意外な発言だね」

「悪いか」

「いいや。キミの意外な一面を見れたと嬉しく思うよ」

「それは良かったな」

「ああ、とてもね」


ジャックは薄気味悪い笑みを浮かべ、春稀と共に消えた。



「……居るんだろ、さっきから。解ってんだよ。相変わらず、下手くそだな」


レオは虚空に向かって、否、正しくは、ソコに居るものに向かってしゃべりかけた。
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