Death Contract‐死神の契約‐
「じゃあ、後は頼むよ、ラミ」

「あいあいさー!」

ジャックは楽しそうに笑うと、部屋を出て行こうとした。


「…あれ?この人の中に、変なのが居る」


が、ラミの言葉で固まる。

「誰だい?その中に居るっていうのは」

「んーとね…、No.113!」

「No.113?そりゃ、レオの付き人じゃないか」

「ポーラ!?」

「あれ、春稀君も知ってるんだ。…いいよ、ラミ。出さなくて。游がせておこうよ。どんな事をしてくれるか、楽しみだ」

「はあーい」

「何かあったら呼んでね」

「うん!」


ジャックが軽く手を振ると、ラミは無邪気な笑みを返した。
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