Death Contract‐死神の契約‐
―「………これでいいか?」
「おっ!十分、十分!サンキュ!」
「ん」
1時限目をサボった二人は、屋上に来ていた。
理由は2つ。集中できるから、そして、誰にも見つからないから―。
「にしても、春稀って、天才か?!誰に教わったんだよ」
「3/4親父で、1/4独学」
春稀はいわゆる“ハッキング”をしていた。
翔の成績アップのために、翔が特に苦手とする国語の教師のパソコンに潜入し、テストのデータをコピーして持ち去る。
テスト前の恒例行事だった。
「にしても、どうかしてるだろ。お前も、教える親父さんも。ハッキングって犯罪だろ?バレたら警察行き決定だろ」
「そんな危険なことを親友に頼むお前の方がどうかしてると思うがな」
「確かにっ…」
春稀に指摘された翔は、苦笑した。
「おっ!十分、十分!サンキュ!」
「ん」
1時限目をサボった二人は、屋上に来ていた。
理由は2つ。集中できるから、そして、誰にも見つからないから―。
「にしても、春稀って、天才か?!誰に教わったんだよ」
「3/4親父で、1/4独学」
春稀はいわゆる“ハッキング”をしていた。
翔の成績アップのために、翔が特に苦手とする国語の教師のパソコンに潜入し、テストのデータをコピーして持ち去る。
テスト前の恒例行事だった。
「にしても、どうかしてるだろ。お前も、教える親父さんも。ハッキングって犯罪だろ?バレたら警察行き決定だろ」
「そんな危険なことを親友に頼むお前の方がどうかしてると思うがな」
「確かにっ…」
春稀に指摘された翔は、苦笑した。