Death Contract‐死神の契約‐
「っ…!」

「人のものを盗るからだ。次からは気を付けろ」


ジャックは悔しそうにうつむいた。
が、何を思い付いたのか。すぐに顔を上げ、人差し指を差し出した。


「…何をする気だ」

「……Number eight」

「まさかっ…!危ない!伏せろ!」


レオは春稀を抱えたまま、伏せた。


「何なんだよ!」

「黙れ!後で説明する!キオナ、ピノ!早くしろ…!」

「……ice」


ジャックがそう呟いた瞬間、辺りが氷に包まれた。
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