Death Contract‐死神の契約‐
「ちょっと、暴れすぎなんじゃない?どうなっても知らないよ」

「五月蝿い」

「酷いじゃないか。僕は忠告してあげたんだよ」

「クロラには関係ないね」

「そうかい」

「僕は僕のやり方でやる」


その瞬間、ジャックはクロラに氷の塊を投げつけた。クロラは間一髪、それを避ける。


「危ないね」

「優しく投げたつもりだけど」

「やっぱり僕にはジャックを理解する事は無理のようだね」

「クロラに理解されるなんて、たまったもんじゃないよ」

「仲良く、は無理そうだね、…僕の兄さん?」

「そうだな、……僕の弟よ」


クロラとジャックは互いに微笑むと、攻撃を開始した。
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