❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
工藤を興奮させたように俺も興奮させろ」

俺はわざと憎まれ口を叩いた。

もっと優しい言葉をかけられないのかよ。

嫌われるような暴言吐いて何やってるんだ、俺は。

そこへ工藤組長が入ってきた。

「まゆは俺が連れて帰ってもいいのかな」
「だめだ、まゆは俺の許嫁だ、俺と一緒に俺のマンションに連れて行く」

「そうか、まゆはそれでいいのかな」

「はい」

俺とまゆは俺のマンションに向かった。





祐志さんは一生懸命服部祐志を演じていたのかもしれない。

佐伯組若頭佐伯龍と、服部総合病院外科医服部祐志の狭間で、一生懸命服部祐志に

なりきろうと四苦八苦していたのだろう。

今は私の前で素の自分でいられる、だって、今までの祐志さんとは別人だから。

もちろん、今までの祐志さんにも魅力はあって、でも工藤さんが現れて、

私は工藤さんに惹かれた。

祐志さんは優しい人、でもちょっと強引な佐伯さんに惹かれ始めている。

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