❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「三ヶ月目に入りましたね、でもまだ安定期ではないので、十分に足元には気をつけてくださいね」

「ありがとうございました」

「つわりがひどい時は無理して、食事は取らなくて大丈夫ですよ」

「はい」

「ご主人と仲良くしていますか」

「えっ」

「赤ちゃんは、ちゃんと聞こえてますから、パパとママの声を聞いていますよ」

「はい」

そうだった、私がしっかりしなくちゃいけないんだ。

どんな祐志さんにもちゃんと向き合わないとダメなんだ。

その頃、俺はまゆへの溢れる思いにどうしようもないほど戸惑っていた。

まゆのいない生活は、信じられないほど耐えられない。

一人の生活がこんなにも寂しいなんて。

今日も帰っても一人か。


俺は仕事が終わり、マンションに向かった。

ドアを開けると、部屋の明かりが付いている。

あれ?俺今朝、消し忘れたのか。

リビングのドアを開けると「おかえりなさい、祐志さん」そう言って、まゆが抱きついてきた。

「まゆ、どうしたんだ」

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