❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
私は驚きを隠せずにいた。

真実を私に打ち明けるつもりなの?

どうしよう、別れたいなんて言われたら……

どうしよう、許して欲しいって言われたら……

どうしよう、彼女を愛してるって言われたら……

いろんなことが頭をぐるぐる回りはじめた。

祐志さんは私を自分の方に向かせた。

そして、じっと見つめられた。

祐志さんの言葉を聞く勇気がない。

「まゆ、実は……」

「食事しましょう、その前にシャワー浴びてきてください」

「まゆ、話があるんだ」

「後で聞きますから……」

私は涙が溢れてきた。

祐志さんに悟られないように背中を向けた。

でも小刻みに私の身体は震えていた。

俺は黙っていることが出来ずに、まゆに全て話そうと思っていた。

まゆは小刻みに身体を震わせて、これから俺が話そうとしていることを、わかっているかのように感じた。

まさか見られたのか。

とりあえず、シャワーを浴びて、食事をすることにした。

「シャワーを浴びてくる」

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