❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「彼女さんいらっしゃらないんですか」

「女は沢山いるよ、俺の子供をはらんでもいいと言う女がいねえ」

「そうなんですか」

「なあ、まゆ、龍の子供生んだら、今度は俺の子供を生んでくれよ」

「はい?」

私はびっくりした表情を見せた。

「私は服部祐志の妻です、ほかの男性と関係は持てません」

「そんなに怒るなよ」

「だって、仁さん、変なこと言うんですもの」

「変なことじゃねえよ、まゆを抱きたい」

じっと見つめられて、どうしていいか分からず、目を逸らした。

次の瞬間、仁さんは私の腕を掴んで引き寄せた。

私の身体は、仁さんの身体と密着した。

腰に手を回して、ギュウと抱きしめられた。

「仁さん、お腹が苦しいです」

仁さんは私の言葉に「すまねえ」と言って離れた。

そこに人相が悪い連中が、近づいてきた。

「よう、仁、お楽しみ中悪いが、付き合ってくれねえか」

仁さんは私を背中にかくまってくれた。

「行かねえって言ったら?」

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