❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「違います、そんなことしません」

まゆは目にいっぱいの涙を溜めて訴えた。

「私は、祐志さんにキスされるのが好きです、抱きしめられるともっと気持ちよくなって、この間みたいに上り詰めたいって思っちゃうんです」

俺はまゆを置き去りにして寝室を後にした。

「祐志さん」

ドアはバタンと閉じた。

俺は何をしてるんだ、義兄に嫉妬した、俺は最低だ。

寝室に残された私は何が起きたのか理解出来ずにいた。

祐志さんに恋人の振りを頼んだのは、なんかすごく惹かれた。

一緒にいたいって思った。

キスされて、抱きしめられて、はじめてなのに嫌じゃなかった。

ドキドキして、もっと気持ちよくなりたかった。

この先はどうなっちゃうの?

お願い、私をこの先に連れて行ってって思った。

はじめての経験は祐志さんに捧げたいって思った。

この気持ちが好きって気持ちなの。

祐志さんは恋人の振りをしてくれているけど、いつかはどこかに行っちゃう。

ダメだよね、好きになっちゃ。

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