❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
第三章 義兄の豹変
「まゆ、俺はお前と離れて、初めて自分の気持ちに気づいた。、お前が心配で堪らない」

「お兄様」

私は兄に抱きしめられるのが好きだった。

いつもじっと見つめられて、おでこにキスされた。

この日の兄は私の唇にキスをしてきた。

私は咄嗟のことに受け入れてしまった。

唇が離れて、兄は信じられない言葉を私に投げかけた。

「まゆ、僕は一ヶ月後アメリカに戻る、僕と一緒に来ないか」

ずっと待ちに待っていた言葉のはずが、私は嬉しくなかった。

「一ヶ月で準備をすればいい、僕は深海の戸籍から抜ける、だから、僕と結婚しよう」

私は戸惑いを隠せなかった。

兄は、私をベッドに押し倒し、身体を重ねてきた。

「お兄様、やめてください」

「まゆは僕のことが好きだって言ってくれていたよね」

「でも、私は祐志さんが……」

私の言葉は遮られて、唇を塞がられた。

兄は私の胸に触れた。

「いや、やめて」

兄は私の首筋に唇を押し当てて、強く吸った。

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