❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
俺はまゆの親父さんに連絡を取った。
「ああ、祐志くん、どうかしたかね」
「まゆから何十通もの着信があったんですが、何かありましたか」
「まゆは何か言っていたかね」
「いえ、何も」
「そうか、実は、久しぶりに潤がアメリカから戻ってきていて、まゆも思いが溢れたんだろう、潤に抱きついてな、迫ったらしい、お恥ずかしい話だ、淫らな娘で許してやってくれ」
俺は何も言わずにスマホを切った。
まゆが心配になり、同僚に夜勤を交代してもらい、マンションに向かった。
部屋に入ると、真っ暗で、まだまゆは実家にいるものとばかり思っていた。
ところが、電気をつけると、暗い部屋にしゃがみ込んでいたまゆがいた。
「まゆ、どうしたんだ」
「祐志さん」
俺の顔を見上げた時、首筋のキスマークが目に入った。
そして足は傷だらけで、尋常じゃない状態を物語っていた。
まゆは、目に涙を溜めて、「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝っていた。
俺は大体の察しはついていた。
「まゆ」