❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
俺はまゆをゆっくりと抱きかかえて、ベッドに寝かせた。

まゆの指先を俺の唇に当てて、キスをした。

まゆは俺に抱きついてきた。

「何があったんだ」

「私が悪いんです」

俺は義兄が、思いが溢れてまゆを犯そうとしたんだろうと思った。

どこまでなのかはわからない、でもこの身体中のキスマークは奴がつけたんだろう。

まゆが迫っただと、あのたぬき親父め、自分の娘をどこまで傷つければ気が済むんだ。

深海の家を守りたいんだろう。

「まゆ、ごめんな、一人にして、さぞかし心細かっただろう」

「祐志さん」

俺はまゆを抱きしめた。

まゆはしばらくすると落ち着きを取り戻した。

「祐志さん、夜勤はどうされたのですか」

「同僚に交代してもらった」

まゆは申し訳ない表情を見せていた。

「すみません」

「大丈夫だよ」

「今度、夜勤の時はここに一人でいます」

「そうか、それなら一時間ごとに電話するよ」

「祐志さんったら、お仕事になりませんよ」

まゆはニッコリ笑った。

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