❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
そして、シートベルトを閉めて、何か話すと、ゆっくり、タクシーは走り始めた。

まるで、デートじゃねえか。

俺はタクシーの後をつけた。

タクシーはショッピングパークの駐車場に停め、車から降りて、買い物を始めた。

まるで、夫婦で買い物をしているように見える。

なんだよ、まゆのやつ、あんな楽しそうな顔しやがって。

俺は嫉妬してるのか。

まゆとの堅気の生活を捨てたのは俺だ。

顔を変えて、別の男の人生を歩んでいる。

あの時、まゆとは別れると決めたじゃないか。

それなのに、俺は嫉妬して、まゆの後を追って、情けない。

いいじゃないか、相手の男は堅気で、ちゃんとした職についてる、まゆを愛してくれている。

それなのに、なんで後を追ってるんだ、俺は。

そこへ、不良グループの奴らがまゆと男に絡んできた。

まゆは不良グループの中の男性に、腕を掴まれ、連れて行かれそうになった。

「助けて、松岡君」

しかし、その男は全く動くことが出来ず、まゆはどんどん引っ張られて行った。

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