❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
若頭をなくして、寂しいんです」

功太さんは部屋を後にした。


朝の日差しが差し込み、私は目覚めた。

ベッドが広く感じて、寂しさが込み上げてくる。

龍、あなたも同じこと考えてくれているの?

そんな時、スマホが鳴った。

「まゆ、ごめん、起こしちゃったかな」

「大丈夫です、龍、おはようございます」

「おはよう、目覚めたら、ベッドが広く感じてすぐにまゆの声が聞きたくなって電話しちまった」

「私も目覚めた時、ベッドが広いって感じて寂しくなりました」

「そうか、今日、迎えに行くよ、今晩からずっと一緒だ」

「あのう、龍、実はおじさまが反対してるんです」

「工藤組長が反対?」

「結城丈二として極道の道を歩んでいくことに、私がついていくと言ったら、
反対されて」

「そうか、そうだよな、堅気になると言ってまゆを迎えに行ったのに、
今度は極道に戻るなんて、しかもまゆを手放せないなんて、勝手な男だよな」

「私だって、同じです、勝手ばかりして、おじさまに心配かけて」

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