❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「俺がなんとか説得するよ、賛成してもらわないとな」

「今度こそ、赤ちゃんを抱かせてあげたいんです、おじさまはすごく楽しみにしているから」

「ああ、そうしよう、今日そっちに行くから」

「はい、お待ちしています」

スマホを切った。

龍と同じ気持ちで嬉しかった。

その時、ドアがノックされた。

「まゆ、起きているか」

おじさま。

「はい、今開けます」

ドアを開けると、おじさまは恥ずかしそうに言葉を発した。

「あ、その、なんだ、朝食を一緒に食べようと思ってな」

「はい、ありがとうございます、今、行きます」

私は支度を整えて、キッチンに向かった。

「おじさま、結城さんが今日、ご挨拶に見えるそうです、ご都合は大丈夫ですか」

「ああ、大丈夫だ」

おじさまはちょっと気まづそうに返事をした。

そして、結城さんが工藤組屋敷に挨拶にやってきた。

「結城丈二です、勝手なことばかりして申し訳ありません」

俺は頭を下げた。

「頭を上げなさい」

工藤組長は穏やかな口調だった。
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