❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る

「結城君、君はなぜ結城丈二となり、極道の世界に戻ったんだ、まゆにもそのことを告げずに、服部祐志をこの世から葬って、あんなに熱望していた外科医の仕事も辞めて、
君に何が起きたんだ」

俺は大きく深呼吸をして話し始めた。

「日向が許せなかったんです、田淵とまゆを病院送りにしたあいつが、
田淵は俺の小さい時から、佐伯組を支えてくれたんです、このまま日向を野放しにすることは出来なかった、それにまゆは俺の側にいるから、危険な目に遭うんじゃないかと思って、
別れを決意しました」

工藤組長は黙って聴いてくれた。

「佐伯組を守るため、服部祐志じゃダメだったんです、だから、顔を変えて、
結城丈二に生まれ変わった、でもまゆは見抜いて、俺の気持ちを揺さぶった、
どうしても他の男に渡したくなかったんです、俺の目の前で他の男といちゃつかれたら、
もう、気持ちを抑えることが出来ませんでした」

「そうか、わかった、それで、まゆを極道の世界に引きずり込むからには、
覚悟は出来ているんだろうな」

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