❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「でも、お父様やお兄様のことを考えると、私だけ幸せになるなんて出来ません」

まゆは涙を流して俯いた。

「そんなことはないよ、親父さんだってまゆの幸せは願ってるさ」

ところが、まゆはこの後、親父さんに悩まされることになろうとは思いもしなかった。

俺の長期休暇が終わり、まゆは昼間は買い物に出かけたり、明るさを取り戻していた。

そんなある日、親父さんがまゆを訪ねてきた。

「まゆ、開けてくれ」

「お父様、すぐに開けます」

まゆは父親のすっかりやつれた姿に愕然とした。

「お父様、大丈夫ですか」

「もう、私はダメだ、あいつを養子にしたばかりに、こんなことになるなんて」

「お父様」

「まゆ、お金を貸してくれないか」

まゆは財布からお金を取り出し、父親に渡した。

「ありがとう、祐志くんは大切にしてくれるか」

「はい」

「そうか、それはよかった」
「潤のやつ、薬なんぞに手を出しよって、しかもお前を犯そうとするなんて困ったやつだ」

「お父様、どういうことですか」

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