❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る

なんで、そんなことまで知ってるの?
「なんでそんなことまで知ってるの?って顔してるぜ」

嘘、この人、心が読めるの?

「こっちは全て調べ済みなんだよ」

「祐志さんは、私の恋人ではありません」

「そうか、じゃあ、この身体で払ってもらおうかな」

「あなたばかり、私のこと調べて、私にもあなたのこと知る権利あると思うんですが」

「おお、それは失礼したな、自己紹介まだだったよな、俺は工藤組若頭、工藤飛鳥だ」

やっぱりヤクザなんだ。

と言うことは、お父様が借りたのは闇金。

つまりほとんどが利子だろう。

「元本はいくらですか」

「はあ?元本?そんなの知らねえよ、とにかく多額の借金ってことだ、お前を品定めしてやる、お前ら、表に出てろ」

若頭の指示で周りの男達はドアの外に出た。

「さてと」

若頭、工藤飛鳥は私に荒々しいキスをした。

身動き取れない私は受け入れるしかなかった。

首筋に工藤飛鳥の唇が這う。

頭がくらくらしてきて、お兄様に押さえつけられた記憶が蘇った。

< 36 / 263 >

この作品をシェア

pagetop