❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
高山は何回も工藤さんを滅多刺しにした。

「工藤さんが死んじゃう」

「まゆ、工藤がまゆを連れて逃げるんだと言っていた、言うとおりにするぞ」

私の目の前で、工藤さんは血だらけになり、虫の息だった。

「工藤さん、いや、、工藤さんが死んじゃう」

そこに警察が駆けつけて、高山は殺人未遂の現行犯逮捕となった。

工藤さんは救急車で運ばれた。

私も祐志さんと一緒に救急車で運ばれた。



私は夢を見ていた。

誰だかわからない、だけど、私を抱きしめて、まゆって囁いている。

あなたは誰?

お前を愛している、マジだ。

顔を覗き込むけど、顔がはっきりわからない。

その内、その男性はその場から去っていった。

待って!

叫ぶけど、その男性はどんどん私から離れていく。

遠くでまゆ、まゆと誰かが私を呼んでいる。

私は目を覚ました。

「まゆ、大丈夫か」

私を覗き込んでいたのは祐志さんだった。

「祐志さん」

「よかった、ずっと眠ったままだったんだ」

「私、どうしちゃったんですか」
< 58 / 263 >

この作品をシェア

pagetop