❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
俺は服部祐志、服部総合病院の外科医である。

三年前に父親が他界して、病院院長は親父の弟である服部慎之介がやっている。

俺の親父は服部祐之介、本来俺が院長を継ぐべきだが、面倒なことは大の苦手だ。

その親父から深海健一郎のことを聞いていた。

一度会いたいと常々思っていた、そして娘にも……

まさか、一夜を共にした相手がその娘だったなんて、世の中は狭いもんだと感じた。

「服部さんはおいくつですか」

「俺は三十だ」

「年下?」

「まゆよりはしっかりしていると思うぞ」

「私ってそんなに頼りないですか」

「危なっかしくて、みてられない」

私は頬を膨らませて拗ねて見せた。

「まゆはかわいいな」

そしてその日は無断外泊した。

もう、三十六歳なんだから、いちいち親に言う必要はないと、自分に言い聞かせた。

朝、しっかり服部さんに抱き抱えられながら、目が覚めた。

「おはよう、まゆ、よく眠れたか」

「はい、おはようございます、服部さん、この腕を離してもらってもいいですか」

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