旦那さま、初夜はいつになりますでしょうか?〜溺愛旦那様の艶事情〜
ハッと目を見開く。
『隼人さんみたいな、大人の男の人には……、私みたいな年下じゃ似合わな――』
素敵な彼の隣には、私みたいな子供じゃなくて、もっと素敵な人がいるんじゃないかって。
でもそう感じるのは、私だけではなかったんだ。
彼は彼で、同じようなことに悩み不安視していたんだ。
「……そんなわけありません。今のままの隼人さんが一番大好きです」
「ほんとうに? 十年後、後悔するかもよ? こんなおじさん嫌だって」