旦那さま、初夜はいつになりますでしょうか?〜溺愛旦那様の艶事情〜
「帰りはきちんと俺に連絡してほしい、迎えに行くから」
え! 慌てて首を横に降る。
今回は私が気分転換を求めて参加を希望した。隼人さんの手を煩わせることはしたくない。
「大丈夫ですよ。ここからそんな離れていませんし、遅くもなりませんから」
アメリカは場所によっては、治安の悪いところもあるが、このあたりは比較的問題ないい。
だから、夜の外出にしてもさほど心配はいらない。
――だけど。
「……ダメだ。ここは、日本みたいに安全じゃないんだから。それに夜なんて考えられない。俺が迎えに行く。みなは何もわかっていない」