旦那さま、初夜はいつになりますでしょうか?〜溺愛旦那様の艶事情〜
「いいじゃん少しくらい。仲良くしようよ~。団体で来てたグループの子でしょ? ずっと可愛いなぁと思ってたんだよ。アジア人のこ大好きなんだ」
「……! 離してくださいっ……」
「へぇ、怒った顔も可愛いじゃん」
話を聞いてもらえず、無理矢理体が触れ合うほど引き寄せられ、全身を舐め回すように見つめられる。
全身にゾワゾワと悪寒が駆け巡って、腕をふるって抵抗した。
「中で友人が待ってるので、離してください」
「友人? 嘘つくなよ、純粋そうな顔して、実はこういうの待っててここにきたんでしょう? 俺が相手してあげるから、ね?」