No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 

 ____

 「で?わざわざこちらに出向いてまで何の用?」

 こ、こわぁ・・・何この人。

 目の前の椅子にどーんと座る男の人。

 cinemaの“ふわり”だ。

 男の子でも恋に落ちちゃうぐらいのカワボなのに、裏はこうなんだ・・・。

 七草の後ろに隠れて静かに怯える。

 「cinemaと俺ら、healing Prince。合同グループを作ろうと思って」

 蘭にぃが堂々とそう言い放った。

 cinemaのみんなはその言葉に表情を暗くした。
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