No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 「みくちーも、歌かっこよかったよ・・・」

 『あぁ、さっきあげたやつ?ありがとう!』

 「みくちーのこと・・・もっと好きになったし」

 『え。・・・ありがと・・・・・・』

 美紅の少し照れたような声が聞こえる。

 『じゃね!』と切られたスマホを耳から離して、うずくまる。

 可愛すぎでしょ・・・。

 自分では無自覚に言うくせに、俺のことに照れるとかなかったくせに。

 「もー・・・。反則」

 
 
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