No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 「そう〜?・・・でさ!ミルクチョコレートの再生回数すごくない!?こんなにいったの初めてだよ!」

 蜘蛛の嬉しいと言う表情に、胸がキュッとなる。

 顔が整いすぎてるッ!

 「ありがとね。ハスさん」

 「ぜ、全然ですっ。やっぱりすごいですねcinema。私たちだけじゃこんなにいくことない」

 悔しいなぁ・・・。

 何でこんなに差があるんだろう。

 「今まで、嫌がらせしてくる意地悪なグループだと思ってたけど・・・少し、すごいと思っちゃいました」

 蜘蛛の目を見て、少し微笑んだ。

 途端に蜘蛛の顔が赤く染まる。

 ん?どうしたんだろ。

 「ハスさん、すごいイケボだったからリアルはイケメンなんだろうなって思ってたけど・・・」

 蜘蛛は目線を外した。
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