No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 ふわっとした、白髪。

 垂れ目に、猫みたいな口元。

 優しそうな、見た目に、子犬系イケメンって呼ばれてるのを見たことがある。

 なんか、瑠衣と合いそうだな・・・。

 「えーと・・・。一条 七草(いちじょう ななくさ)。17歳。ayameです。よろしくお願いします・・・・・・」

 生まれつきの金髪で、ウルフカットの髪を鬱陶しそうの払いながら言った。

 一見チャラそうに見える、金髪に、やる気のない眠たそうな目。

 耳には、黒色のイヤーカフが一つ、左耳につけられていた。

 私と七草は、同じ高校だけど、いっつも女の子たちがキャーキャー言ってる。

 「お前は、いい意味でも、悪い意味でもキャラを作ってないな」

 「褒め言葉・・・?」

 「褒めてはいない。椿 蘭(つばき らん)。24歳だ。椿をしている。よろしく頼む」

 イラストに合わせるため、と染めてある銀髪。
 
 艶のある黒色の瞳は、すごく大きくて、ぱっちりしてる。

 声は、深みのあるイケボなのに、顔は、中性的だ。
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