No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 蘭にぃとは、家が近くて、ちっちゃい頃からずっと一緒にいるお兄ちゃんみたいな存在。

 私が、歌い手になったのも、蘭にぃがきっかけ。

 「全員の自己紹介が終わりましたね。では、私から。千代千尋と申します。この度ZERO KINGのマネージャーとなりました。どうぞ、よろしくお願いいたします」

 「「「よろしくお願いします」」」

 隆、七草、蘭にぃが千尋さんに続いて、会釈をする。

 「cinemaから引き続きマネージャーをしていただけるとは。ありがとうございます」

 瑠衣が微笑んだ。

 「cinemaは嫌われ・・・いえ、近寄りがたいオーラがあると言い、皆遠慮するんです」

 千尋さん・・・!?

 今嫌われてるって言おうとしたよね!?

 healing princeは気づいたのか、蘭にぃは目を閉じて、隆は苦笑い。

 七草はジト目で白と詩音を見た。
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