No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
第二章

蘭にぃは意外とチョロい

 「美紅。・・・心配かけるな」

 帰ってきたら、早速蘭にぃに捕まった。

 「う〜・・・。それはごめんだったけどさ。だってあの時はさぁ・・・・・・」

 「言い訳はしなくていい」

 「はい。スミマセデシタ」

 こういう時は素直に謝ったほうがいい!

 でも、素直に謝れない。

 だって、詩音が連れていったんだもん。

 私のせいじゃない!

 「反省しているのか?」
 
 「・・・・・・当然です」

 「なんだ今の間は」

 うぅ〜・・・うるさい。

 もう、蘭にぃこういうとこ堅いよ・・・。

 「まぁ、美紅だけに非があるわけじゃないのは分かっている」

 「えッ!?うそ!分かってくれ____」

 「だが、死ぬほど心配したんだ・・・。これからはフラフラしないでくれ」
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