No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 う〜ん・・・と頭を傾げた隆。

 「隆。やっぱ、俺が歌う・・・」

 「へ?ありがとうだけど・・・。どうしたの?」

 「別に、そーゆー気分になっただけ・・・」

 気分屋だな・・・。

 まぁ、七草はそうか。

 「ねぇねぇ〜。みんな何してるの?」

 美紅が、ノックもなしに部屋に入ってきた。

 「も〜美紅?ノックはちゃんとしようね」

 「は〜い・・・」

 隆が美紅を注意しながらも、こっちおいでと手招きしている。

 「美紅どうしたの?なんかあった?」

 「やー?ただ、1人は暇だなぁって」

 美紅を膝の上に乗せ、頭を撫でる隆。
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