No. 1イケボ歌い手の正体は高音美少女でした。
 「ライバルは近くにいっぱいいる」

 「大変だね・・・。でも隆くんなら大丈夫なんじゃないかな?」

 「うーん・・・、そうだといいな」

 それから瑠衣くんと喋って、もうそろそろ帰るねと瑠衣くんが立ち上がった。

 僕も立ち上がって、瑠衣くんの靴を出すため先に部屋を出る。

 「・・・いいなぁ、幸せそうな子。・・・
・・・ぶっ壊したくなる」

 そう言いながら、瑠衣くんが貼ってある美紅を写真で撮っているとも知らずに。


 
< 71 / 78 >

この作品をシェア

pagetop