もしもう一度、会えるなら
私が家に入った時、丁度夫と2人で、私の仏壇に手を合わせていた。
「…こうくん、あなた、」
「…ま、まま、??」
「香織、なのか?」
「ま、ままぁ!!ままぁ!!!!!」
2人して、私に抱きついてきた。
上半身からしか感じ取れない体温が憎い。
「2分しかないからよーくきいてね?」
「…ぐすっ、う゛ん」
「ままはお空で生活してて、仲いい人も出来て、楽しんでるの
あとね、お空からずーーっとこうくんの事見てるからね!!」
「ほんとに?ずっとずっとずーーっと?」
「ええ、ほんとよ
ままもこうくん達に会えるように毎日頑張ってるから、
こうくん達も頑張ってね?いい?」
「…うん、!」