ゾンビアイドルと溺愛同居


今日は私の、20歳バースデー。



これからはお酒が飲めちゃう。


見た目が幼い私だけど、大人扱いをしてもらえる。


ずっと待ち焦がれていた日。




そっか、そっか。


20歳になったのが嬉しすぎて

私、幻覚でも見ちゃったんだね。



きっとそうだよ。

アハハハハ~




見間違い決定!



そう思い込みながら、私は冷蔵庫の前に進んだ。



心に残るソワソワを鎮めたくて

ゴクリ

ペットボトルのカフェオレを、喉に流し込む。




現実逃避がしたくて、無理やり脳に

ポジティブ思考を詰め込んでいた

ちょうどその時



巨大な箱が、左右に揺れだした。


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