ゾンビアイドルと溺愛同居


「二人でいられるときは
 純恋を溺愛したいんだ」


「///」


「俺の願望、ガチファンの純恋なら
 叶えてくれるよね?」



ズズ…ズルいよ、狂くん。


中学からはまり続けている推しに

極甘なお願いなんかされたら

拒めないよ。



大好きな推しとの胸キュンシチュに

思考回路が停止しかけている私。


とりあえず、ウンウン頷いてしまう。



優しく巻き付いていた腕をほどき

私から離れた狂くんは


「ハッピーバースデー、純恋」


真っ白な歯が見えるくらい

全開の笑みをうかべ

私に微笑んでくれた。



「これは俺から純恋への
 お誕生日プレゼント」


えっ?

ウサギのぬいぐるみ?

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