ゾンビアイドルと溺愛同居


「これって……
 狂くんのなんじゃ……?」


「純恋のために、俺が用意したものだよ。
 俺の匂いをしみこませたくて
 1週間前から
 抱きしめながら寝てたけど」


ひゃぁぁぁ///


推しの残り香つき?

なんて贅沢な誕生日プレゼントなの?



「本当にもらっていいの?」


「ウサギのぬいぐるみは
 小3の純恋の誕生日に
 プレゼントしたかったんだ。

 でも、いろいろあって
 渡せなかったからね」


満足そうに微笑む狂くんから

私は戸惑いながらも

ぬいぐるみを受け取った。



私と身長が変わらないくらい。


それくらいビッグで

真ん丸お目目がキュートすぎる

ウサギさん。




「それでこっちは、20歳の俺からね」



まだ私に、プレゼントがあるの?

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