ゾンビアイドルと溺愛同居
こんな溺愛生活
どれだけ続けても慣れるはずない。
心臓がドキドキで疲れ果て
心停止を起こす前に
私がこの家から出ていくべきなのかな?
まぁ~、そんなことを言っても
私には使命があるわけで。
狂くんに朝ごはんを食べさせ、送り出す!
逃げてばかりも、いられないわけで……
私は狂くん用に作ったサラダとスープを
ダイニングテーブルの上に並べた。
あとはオムライスを作るだけ。
キッチンに立ち、卵割って
カシャカシャかき混ぜる。
もう、午前11時かぁ。
狂くんは、まだ寝てるよね?
番組収録が押したせいで
家に帰ってきたのは朝の6時過ぎだって
お姉ちゃんからメッセが届いていたし。