ゾンビアイドルと溺愛同居
おととい、我が家にダブルベッドが届いた。
「アイドルには、良質な睡眠が必須」
母親並みに自分のアイドルを心配する
お姉ちゃんからの贈り物。
狂くんが自分の部屋として使っている
1階の客間に、ドーンと置かれている。
分厚いマットレスと、ふかふかな布団。
明らかに高価なベッド。
いくらしたんだろう?
……って。
今の時間……11時?!
私は何をのんきに、考え事なんてしてたの?
狂くんのお迎えは、お昼の12時に来るんだよ。
あと1時間しかない。
狂くんはまだ寝てるみたいだし。
早く狂くんを起こさなきゃ!!
推しが仕事に遅れちゃう!!