ゾンビアイドルと溺愛同居
ひぃえ!
また、考え事をしちゃった。
狂くんを起こさなきゃいけないのに。
「狂くん、早く起きないと
仕事に遅れちゃうよ!」
私はドアを
何度も何度もコンコンコンコン。
外まで響いてる? 近所迷惑?
そんなの気にしていられない。
ノックする拳に痛みが広がる。
そんな痛みも、もちろん無視。
そーっと、客間のドアを開けてみた。
隙間から、部屋の中をチラっ。
高級ダブルベッドに焦点を当てて……っと。