ゾンビアイドルと溺愛同居


「聖羅くんが
 私に望むことって……なに?」


「そんな怯えた顔すんなって。
 安心しろ。
 オマエが喜ぶことだから」



肩を抱きかかえられた私。


悪だくみしていそうなドヤ顔が

私の顔の真横に迫る。



ヤダヤダ、触らないで。


拒否反応で、つま先から

震えが駆けあがっちゃう。




「今から純恋の恋人は、この俺」


ひぃぃ…あぁぁぁぁ。

絶対にイヤぁぁぁぁ。



「純恋の家に
 俺も住むからヨロシク」


100%、イヤだぁぁぁぁ。


同じ部屋で

一緒の空気なんて

吸いたくないよぉぉぉ。



そうだ!


こういう時は

『鬼』でビビらせて……

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