ゾンビアイドルと溺愛同居
「今日いきなりは無理だよ。
お姉ちゃんを説得できないもん」
「俺のことが大好きで
一緒に住みたいって言えば
なんも問題ないだろうが!」
「アリアリだよ!
お姉ちゃんならやりかねないし」
「なにを?」
「私が心配すぎて
家の中に盗聴器を仕掛けるとか……
探偵を雇って……
弁護士に相談して……
警察に……」
「めんどくせー姉貴だな。
妹の幸せを考えてるんだったら
恋の邪魔はするなっつうの」
我が家には
狂くんの私物も置いてある。
聖羅くんを
我が家に上がらせるのは
何が何でも阻止しなきゃ。
「オマエん家がダメなら
俺はどうすんだよ。
前の女に追い出されて
住む場所ねぇし」