ゾンビアイドルと溺愛同居
ノエルの陽だまりみたいな
優しい笑顔。
瞳に映り、弱音を吐きたくなった俺。
――悩みを聞いてもらいたい。
そう思えるのは
俺のメンタルが
衰弱しきっている証拠。
「ねぇノエル?」
「なんですか?」
「俺が純恋を
幸せにできると思う?」
もう二度と、ゾンビになりたくない!
俺は思っている。
心底、思っているのに……
今日だって
純恋の元カレを目にした瞬間
怒りが爆発。
感情のコントロールがきなかくて
醜いゾンビに成り果てちゃったし。
「やっぱり、無理だよね。
半ゾンビの俺が
人間を幸せになんてできないよね」