ゾンビアイドルと溺愛同居


俺は気合を入れたくて

両頬を軽くパンパン。


笑顔を作り、声をスキップさせた。


「俺ね、朝比奈さんにお願いしたんだ。

 俺のために買ってくれた
 ダブルベッドに
 純恋を寝かせたいって。

 そしたらね、次の日には
 この研究所に届いていたんだよ。

 純恋のお姉さん、優しすぎでしょ?」


優しいと言えば

この人たちのことも

純恋に話してあげたいな。


「ゾンビ研究所の
 イケメンお兄さん達を覚えてる?

 純恋の家に俺を段ボールで運んだ
 3人組なんだけど。

 純恋が眠る個室に
 ダブルベッドを運びこんでもいい?って
 俺がお願いしたら
 なんて言ったと思う?

 いいよ、いいよ~。
 オッケーだよ~。

 狂っちだって
 好きな子と一緒に寝たいよね~。

 お兄さん達にとって狂はね
 可愛い弟みたいな存在なの。
 なんでもお願いを
 聞いてあげたくなっちゃうんだ。

 だって。」


おじいちゃんが孫を溺愛する以上の

度を越えたニンマリ笑顔で

快くOKしてくれたんだ。

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